僕はSPACY DUCKYのベース プレイヤーとしてステージに立つ。
タイムテーブル上、朝7:00過ぎに家を出てギターの小川君と待ち合わせ彼の車に便乗。
会場に着くとステージ上にパンチ(シート)を敷き照明やPAの設置をしている。
被災地だけではなく、住んでいる町を盛り上げようとこうしたイベントは日本中で行われている。
ボランティアも含め数十人が行き交う中、楽屋に通される。
公共の施設のため館内には喫煙所もない。
向かいのコンビニに許可をとってあると聞きテクテクと歩いて行った。
灰皿の前でくつろいでいるとスタッフが来て「翔さんが呼んでますよ。」とのこと。
楽屋に駆けつけるとお札が並べてあった。
戸塚に代々伝わる神社のものだ。
出演者数の数だけ置いてある。
今はお祭りでも露店も出なくなっているそうだ。
もちろん時代の流れもあるだろう。
C.W.ニコルさんの言葉に「日本に来て一番良かったことは宗教からの自由あること」とある。
この国の歴史を振り返ると人を束縛する寺社仏閣は数少ない。(もちろん例外もあるけどね)
日本に居住する人の60%以上が生活に困っていると回答する現在、小さくても町興しはとても重要なことだと感じた。
写真は僕が選んだ一枚。
今日を燃えつきようと赤を選びました。
鈴木正美