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2012年11月21日

脳内ジプシー

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ちょっとしたことでジプシー(ロマ)音楽を聴き始めたのはつい最近のことだ

ロマは北インドに起源を持つ移動型民族

YouTubeで観た彼らのパフォーマンスは素晴らしく
歴史とネット社会と文化と宗教と民族…
すべてを超越して聴こえた

その後
様々なジプシー音楽を探索していて感じるものがあった

何処と無くアイルランドの音楽と似ているものもある
大好きなThe Pogues を思い出した
彼らのLIVEでもダンスは欠かせない

なんとなく昔の日本を思い起こさせる作品もあるし
ゴッドファーザーの結婚式のシーンを連想させるものもある



ロマの歴史は古く
11世紀頃には北インドのラジャスタンを離れ放浪生活に入ったと考えられている
もちろん現在もラジャスタンで演奏家や芸人として生活している方々もいるが…

その後中近東からエジプトやギリシャ、ブルガリア、ルーマニアから
ヨーロッパ全域に広がりスペインのフラメンコの原型もロマの音楽とダンスであったと考えられる

最近ではベリーダンスでロマの音楽を使うし
僕等に比較的馴染み深い方々としては
ジプシー キングスやジャンゴ ラインハルト等がいる
クラシックでも
リストのハンガリー狂詩曲、
ツィゴイネルワイゼン
…etc. は有名だ


つまりロマの音楽は
各地の音楽やダンスを始めとする文化とクロスオーバーし
その地域ならではの形態で残されているのだ

その要因のひとつにはロマが文字を用いなかったことにも関係する
彼等は音楽とダンスで旅の記録や歴史を残すのだ

そんな彼等の生活や音楽が
クリストリッツァ監督や
トニー ガトリフ監督の作品で映像化されているとのこと
是非 観たいものだ


そういえば JIMI HENDRIX が生前残した最後のアルバムタイトルは
「Band Of Gypsies」だ




僕等にもジプシー的な側面は見受けられる
物理的なことは関係ない
毎日同じ仕事をしていようが
脳内では果てしない旅を続けているのだ

ネット上では世界中旅することができるし
空想でも妄想でもツアーバンドでも
疑似体験でも…脳の揺らぎが止まることはない

映画鑑賞で泣く
恋人と笑い合う
仲間同士で喧嘩する
ライブハウスでモッシュする
コンサート会場で聴きいる



最近、音楽を作っていて思うこと

「ひとつのメッセージ」
それだけがあればいいのだ
ディテールはそこから広がるものだ

「過去に携わった作品で何が好きですか?」
と尋ねられることがある
そんな時には決まって
「Emotional Market」
と、答える

引き出したい答えと違っていても
「Emotional Market」と、答える

何故なら、一番「バンド」らしいからだ
完成度で上回っている作品は他にもある

あの作品は大袈裟にいえば
ビートルズのホワイトアルバム
ストーンズのメインストリートのならず者
のようなものだ

1991年
僕がギターやピアノを弾いて歌ったりピアニカをプレイ
秀樹もベースをプレイしながら歌った
マンドリンやエレクトリックシタールもね
まことさんにはサンプリングの音を録りに行ってもらった
宙也にスタインウェイのピアノの連打や
歌ではヒップホップに挑戦していただいた
京極さんはネタ探しに東奔西走していた

アコースティックの曲「eternity」では
宙也、秀樹、僕の3人でひとつのスタジオに入り
床に寝そべってハープを吹いた

僕等が目指していたのは演奏家ではなく

「バンド」 だった

それは個の音楽へのアプローチを広げることに役立った


脳内ジプシー ≠ アイディア、インスピレーション
を意図的に実践することで学んだことは
それぞれの音楽感に大なり小なり影響を及ぼしたことは否めないだろう



今、停滞しているのは日本の政治だろう
枝葉の議論などもはや何の意味もない

日本という国の指針をはっきりさせるべきだ

本当のことは選挙前に言うべきだ
近づくに連れ口を貝のように閉ざす件がいくつか見受けられる

ただ彷徨っている…それは罪だ



☆鈴木マサミ☆

Baby's In Black / The Beatles / Real Love




「ちょっといい話」

二年間巴里に住んでいた彼はある日現地で知り合った友人の家にディナーに招かれたそうだ
そこは七階だがエレベーターがない
辿り着き食事が始まる
準備をしていた母親の第一声が
「このお皿はお爺様の代の物なのよ」

特別高価なものでもなく
さり気ない言葉だが
物を大切にし
それを誇らしく思う巴里人の心に胸を打たれ
文化の違いを痛感したそうだ

(^_−)−☆


posted by MASAMI at 04:48| colum | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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