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2012年09月27日

続 北関東一人旅

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今さらながらだが北関東一人旅に戻ろう



彼は9月9日に小さなバッグに目的を詰め込んで一人
北関東に旅に出た

目的・・・それは真実と同義語だと思ってもらってかまわない


車に乗り込むとi-podをUSBに差し込みシャッフルする
皮肉にもTHE KINKSの「Too Much Mokey Buisiness」が流れてきた
ROCKなどのポピュラーミュージックも文化にしていかなければ国が衰退してしまう
そんなことを常々考えていた彼は苦笑しながらハンドルを握った

練馬区大泉学園付近から関越自動車道に乗る
上里SAのスターバックスで軽い食事をとりながら
東京の空より数倍大きな空を見上げていたら吸い込まれそうになった

人生のほとんどのことはどうでもいいこと
本当に大事なものは一握りの幸福感と本当のことだ


時間はたっぷりある
軽井沢方面に向かった
彼は春〜夏にかけてのこの小さな町が好きだ
湿度も街並みもまるで別荘地のような住宅地も歩いている人も走っている車も・・・
スローモーションのような時間の経過は沖縄時間というものに似ている
そこになじむのは彼が伊豆という観光地で育ったことと無縁ではないだろう

縄文式竪穴式住居の展示されているPAから軽井沢の友人に連絡をとる
留守電になった
何も言わずに電話を切った途端に電話が鳴ったので驚いた
友人からだった
仕事で東京にいると言う
なんてこった
そりゃしょうがない じゃあ又と言って電話を切った

彼は冬の軽井沢は苦手だがその友人は冬には冬の喜びがあると言う
ヒーリングミュージックを制作し始めたことにも大きく関わっているんだろうな
などと思ったりもした

目的もなく軽井沢に行きぶらついた
知り合いの骨董屋さんに行くと冷茶を出してくれた
話を聞いているとジョン・レノンが常宿していたというホテルを教えてくれた
ありがとうございます と言い彼が直ぐに向かったのは察しがつくだろう
広くゆったりとしたラウンジの椅子に座り温かいコーヒーを注文した

コーヒーの酸味が脳を刺激し始める
イマジンという曲が頭の中でリピートされた。

「創造してごらん〜」

と同時に
イマジンは金持ちの戯言だ
と言った知り合いの言葉も思い出した
補足するとジョンへの愛情の裏返しでもある
すべてを手にした人でないと説得力のない言葉だということだ

それもまんざら的外れではない
今の日本では生きていくことに必死なのだ

世界中にいろいろな宗教があるが
基本はイマジンとそれほど変わらないものが多い
般若心経でさえそれに近い


彼はここでまた同じことを考える
戦後生きることだけで必死だった日本に必要なもの
そして本来あったはずのもの
伝統芸能は細く長く脈々と受け継がれてきている
ところが明治維新後に育った外来文化とクロスオーバーした文化は
第二次世界大戦をきっかけに断ち切られる
鹿鳴館でダンスを踊り
その後は大正浪漫などの文化が根付き始めたのは残念だ

敗戦後日本の復興の礎となったのは製造業だろう
その後も様々な産業が出ては消えていった

次のステップは文化大国としての日本だ
もちろん様々な文化があるがここでは音楽に焦点を絞ってみよう
ロンドンオリンピックの開会式等を観ても音楽とはその国を象徴するもののひとつでもある
伝統的なものはもちろんグローバルにポピュラーなものも着実に育っている

そんなことを深いクッションのきいた椅子に座りながら想像していた
この日乗車した時の苦笑いが軽井沢のホテルのラウンジでは微笑みになった
誰が創ったのか知らないが
数年前のタワーレコードの「NO MUSIC , NO LIFE」は素晴らしいコピーだなんて思ったりしながら


LOVE & PEACE の気持ちになったところで彼は一気に北関東自動車道を東に向けた
太田桐生という栃木県との県境に近いICで高速を下りルート50を北上する
すぐ近くに渡良瀬川があったので寄り道
河原で白い石を手にとって眺めた
それは形は丸いが平べったく何かの顔のようだ
その石をポケットに詰め込み
またルート50へ出て山の方へ向かった
道路沿いにあるホームセンターに立ち寄る
いろいろなお店が軒を連ねていたせいではない
なんとなくだ
一番の驚きは広い駐車場に温泉やガソリンスタンドまであったことだ


更に一軒の家を目標に山の方向に針路を向ける
真実を求めて・・・

ネット社会は一昔まえのメディアと似ているところがある
何事にも原因があり真実があることはみんな解っている
しかし因子は消滅され真実は無となり歪んだ事実だけが残る
メディアはそれをコントロールできた
経緯など誰もが興味がないのだ
それが今では個人のキーボードひとつで作られて行く
そのさまはある意味恐ろしくもある


選挙を前にした政治家達を観ていると手にとるようにわかる
側近が自作自演でもへんな動きをしたら政治生命は絶たれるのだ
または復興支援をしているアーティスト達は純粋な方々が多い
しかし裏側では次のビジネスに結びつけるための手段として動いている人も多いだろう
仕事=金儲けであるのならばそれも仕事だ

彼にとってはそんなことさえどうでもいいのだ
どこにいっても利権関係はなくならない
目的を遂行するだけだ




その一軒の家に・・・真実は結果としてあった
歪んだものや
ねじ曲がった情報などはなかった
見る角度によっては何もなかったのかもしれない
しかし森羅万象の根源のひとつは行動することによって感じるものだ

彼は帰宅した翌日に河原で拾った白い石に絵を描いた

イマジンとは許せる心を持つことだと確信しながら頭の中にも絵を描いた

LOVE & PEACE

☆鈴木マサミ☆

The Magnificent Seven / The Clash / The Story Of The Clash, Vol. 1


posted by MASAMI at 06:14| colum | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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