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2012年08月26日

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向日葵のアダムが蕾を押し広げ、
鮮やかな黄色の花弁の一端が顔を見せ始めた。

お祭りやイベントがあり、
花火の音を聞きながら、
「音楽とダンディズム」に関する自分なりの考えを書こうと思っていた。



シリアにおける銃撃でのジャーナリスト山本美香さんのニュースが頭から離れない。
同行していたジャーナリスト佐藤和孝氏の言葉、
そしてテレビに写し出されたご遺族の表情は、
小説におけるパラレル・ワールドのような印象だ。

i-padを広げながらTwitterのTLをサラッと流していると、
池谷裕二氏のツィートがある。
この写真はそこに添付されていたものだ。
「戦闘員は本当に戦いたくて戦っているのでしょうか。」
と締め括っている。

一枚の写真は僕の心を鷲掴みにし、
書きかけのブログを削除した。
「ダンディズム」に関してはまたの機会にしよう。





シリアの歴史は侵略と独立の歴史だ。
その背景には宗教、人種、資源…etc. があり、
人間の持つ本能と欲望が入り混じった戦争の歴史でもある。


紀元前からそれは続いており
インド領からの撤退
ローマ軍に制圧され
オスマン帝国の支配下におかれ
フランスに統治され
1946年にシリア共和国として独立するも
1948年中東戦争が勃発し1973年にいちおう終了したが
大まかな動きは沈静化したものの
現在も解決しているわけではない

イデオロギーよりは石油利権、
武器売買における経済的な側面での
米国、旧ソ連、イギリス、フランスなどの代理戦争の色合いが濃くなっていく
さらに中国、イラン等も加わりグローバル化とともに複雑化する一方だ

年月は経ったが
一時アラブ各国はイスラエルを援助する西側諸国に対して石油戦略を発動した
その時には日本にもオイルショックを引き起こしたので覚えている方
話を聞いたことのある方もいるだろう

ここで個人的に触れておきたいことがある
アラブ諸国の先頭に立ち
反イスラエルを掲げてきたエジプトの大統領がサダト氏に変わった時代だ
きっと不毛な戦争を終結させようとしたに違いない

1978年反イスラエル路線を転換し彼は単独で平和条約に調印した
途端にアラブ諸国の連携は崩れた

サダト氏はノーベル平和賞を受賞するが
1981年イスラム復興主義者の手により暗殺される
これは悲しい事実として僕の心の中に生息している


生まれた環境
流行
名声
宗教
人種
光と闇

「100%の正義」など存在しないのだ



シリアの内紛は拡大し
他国にまで及んできている

武器の密輸が摘発された例もあるが
戦争は終わらない
侵略と独立の歴史に終止符が打たれることはあるのだろうか
経済というかたちで侵略を続けている武器輸出国の規制も強化すべきだ


これからの時代
地球上で起こっている出来事は
グローバルに考えていかなければいけない

核で平和の均衡を保つ世界は根本的な解決には至らない
保有国が権力を振りかざす世界を懸念する


そのための報道は必要不可欠だ

このたびの訃報にロバート キャパが頭をよぎった

山本美香さん 立派な仕事をしたと思います
そして心からお悔やみ申し上げあげます


二度とこのような事故が起こらない社会がきますように




LOVE & PEACE


☆鈴木正美☆


posted by MASAMI at 06:31| colum | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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