昨日は二年ぶりに行われた気仙沼市のみなと祭の映像を観て心温かい気持ちになった。
老若男女の笑顔とお祭りの盛況振りが街の行く末を物語っていると感じたからだ。
宮沢賢治はイーハトーブと呼び架空の理想郷を作品にしている。
彼の作風や世界観はジョン レノンと似ているところがある。
イーハトーブとイマジンに似たような思想を感じるのだ。
時代も国もまったく違うが、
着眼点や創造性のベクトルの相似性には驚かされる。
(しかし、ジョンが若くして大成功したのに対して、
宮沢氏は存命中には全く評価されず、
執筆活動で得た原稿料は生涯を通じて5円だったと伝えられている。)
そんなイーハトーヴからの宅急便。
岩手県には「みちのくプロレス」という団体がある。
社長は覆面レスラーのザ・グレート・サスケ。
かつては岩手県議会議員だった人物で、
覆面姿での選挙活動、
当選後もそのまま議会に出席していたことで話題になった。
荷物の中にそのみちプロのパンフレットやTシャツが入っていた。
音楽も含めてエンターテイメントの世界はほぼすべてが東京発信だった。
バブルの崩壊後、ネット社会が一般的になっていくにつれ世界中の情報がキャッチできるようになっていく。
次第に地方からの発信も増え現在に至っている。
さて、みちのくプロレスの設立は1992年だ。
バブル経済が破綻しかけてきた時代に立ち上げている。
流通と違い、興行は出向いて成立するビジネスだ。
それを岩手から東北地方を中心に活動を続けている事実は賞賛に価する。
経営はもちろん、内容もレベルの高いものでなければ生き残っていけない。
プロレスとは強さだけを競うものではない。
観客を飽きさせないことが必要だ。
みちのくプロレスの質の高さを示すバロメーターとして、
海外で活躍する選手を多く排出してきたことが挙げられる。
WWEというアメリカのプロレス団体がある。
アメリカ国内での需要をほぼ独占している世界的規模の会社で、
そのリングに上がる選手はWWEスーパースターと言われる。
そこに至った日本人レスラーは数少ないが、
みちのくプロレスの出身者が多い。
その事実だけでもこの団体の質の高さがうかがえる。
これからも、東北の地を活気づけていただきたい。
お盆の迎え火をしました。
お向かいのお宅は夫婦ともに長崎県五島列島の方。
そういった習慣はなく灯籠流しだけだそうですが、
一緒に迎えてくれました。
向日葵のアダムですが蕾は成長していますが、
花は開いていません。
ビースティーボーイズのアダムの初盆でもあるので、
その日を楽しみに水をあげています。
そのアダムの遺言の一部が公開されました。
「自分の作った楽曲の広告使用を禁ずる」
という内容です。
因みに、ビースティーボーイズは飲料メーカーと訴訟を起こしているようです。
日本の音楽シーンではこういった考えは理解しにくいです。
逆にタイアップを掴もうと躍起になっています。
アダムといい、宮沢賢治といい、
アーティストの本質は、
有名でも無名でも、売れても売れなくても、
良き理解者さえいればいいのかもしれませんね。
☆鈴木正美☆
あいにきてI.NEED.YOU / GO-BANS / PIONEERS OF J-ROCK