どこに居ようが愛すべき友の便りは嬉しいものだ
ニューヨーク
ロンドン
オーストラリア
フィリピン・・・そして日本各地
連絡のとれなくなった友人もいるが
それぞれの人がそれぞれの生き方で人生を転がっていることは確かだ
日本にいても政治やビジネスや人間関係は複雑極まりない
治安や風習は時間が解決してくれるのだろう
以前、親類がアフリカのケニアの奥地で学校の先生をしていた
衣食住すべてにおいて日本とはまるで環境がちがう
黄色人種がいない土地だ
赤ちゃんは僕等を見ただけで泣きはじめる
ホテルなどない
主食はバナナ、シャワーもトイレも怪しい虫達も受け入れていかなければ生活ができない
しかし人間は逞しい
その土地ならではの生き方を学ぶのだ
彼女は海外支援の一環として派遣されたのだが問題は帰国してからだ
その経験は人間として貴重なものではあるが
日本の企業はよほど理解のあるところでないと受け入れてくれない
空白の時間にほぼ等しく計算される
結局、就活をいちから始めなければならなかった
別な親類は国家公務員になってから海外を転々とした
転勤が多いのはたいへんだったと思うが
国からの待遇がまるで違う
発展途上国などにいくと治安面は特に優遇される
ある意味隔離された高級住宅地に住み
お手伝いさんのいる生活だそうだ
しかし行事があると着物で出席するのが義務付けられていたりして
本人達はちょっぴり窮屈そうだったがそれが出世に繋がる
この国にボランティア精神が希薄なことは理解しているつもりだが矛盾を感じる
ネットの発達とともに地球はより身近なものになった
ひとつの国の国益の物差しだけでは世界全体が衰退していくだろう
EU諸国はそれを見越しての政策をとっている
しかしEU自体の歴史が浅いため問題もある
中国は一人っ子政策を推進し過ぎた
今後の若者の負担は日本の比ではないほどだ
もしも地球上の平和を望むのなら経済だけではなく
文化や技術や研究も含めたグローバル化は避けられない
もちろん宗教や民族間の紛争は続くだろうが
原始的な戦争の類とは一線を画したものになればいい
そんな中、日本では選挙が近づくにつれ情報が乱れ飛び
途方にくれる国民の姿が見え隠れする
偶然なのか政党や政治家が複雑に絡み合い候補者数は膨れ上がる
できることならシンプルな投票しやすい選挙システムにしていただきたいものだが・・・
僕等は時間と共に人生という川を転がって行く
それは大河だろうがドブ川だろうが止まることはない
転がりながらも
未来の子ども達へのメッセージを残していくべきだ
一通のメールからそんなことを思った
LOVE & PEACE
☆鈴木マサミ☆