Jaco Pastoriusという名前を久しぶりに見た。
初めてJacoを聴いたのはどの作品だろう?
ソロアルバム「Jaco Pastorius」
Weather Report 「Black Market」
のどちらかだろうと思っていたが、
過去を振り返っているうちに気づいた。
おそらくこのアルバムだろう。
Pat Metheny 「Bright Size Life」
1976年の作品だ。
すげぇ〜!
その感覚だけで聴いていた。
音色、フレージングが琴線に触れたのだろう。
それから、フレットレス・ベースばかり弾いていた。
360というシリーズではないけれど、アコースティックのアンプも手に入れた。
Weather ReaportのLIVEも2回だけだが観た。
彼は腕を骨折するまでドラマーだった。
最初に観た時にはオープニングでドラムを叩いた。
ベースソロのコーナーではまるでサーカスのようなパフォーマンスをした。
当時はサンプラーなど無い時代だ。
即興で、テープディレイにベーシック音を録音して和音を作り、
ジミヘンのような音色でソロを弾いた。
最後はアンプによじ登りニードロップで終わらせた。
圧倒的なパフォーマンスに熱狂した。
「8:30」という作品になっているツアーだ。
この時のジャコほどジャンルを超えたベーシストは知らない。
音だけでは分かりにくいが僕の知っているベーシストの動きではなかった。
ジミヘンの又はThe Whoのキース・ムーンのベース ヴァージョンをイメージするのが近い。
自由奔放なのだ。
今もこの時代のジャコが好きだ。
翌年もWeather Reaportで観た。
その年は同コーナーで椅子と譜面を出しバッハの曲を披露した。
素晴らしかったが、ちょっぴり退屈だった。
今だったら楽しめただろうな。
当時は前年のジャコを期待していた。
この名残は「Word Of Mouth」というソロ・アルバムに残っている。
その後はご無沙汰してしまった。
ビッグバンドになってからも観ておくべきだった。
僕がJacoに興味を持ったのにははっきりとした要因がある。
中学校の先輩が今は無きスィンングジャーナル社にいて、
ADRIBというジャズ、フュージョン系の専門誌に配属された。
そこの編集長がジャコ フリークだったんだ。
そこでいろいろな興味深い話を聞くことになる。
ジャコは35歳で星になった。
真実は分からないが、
伝記を読む限りでは自己破滅型ミュージシャンの典型的な最期になる。
このブログを書きながらずっと彼の参加作品を聴いていた。
どれも素晴らしい。
ジョニ・ミッチェルのライブ、ウェザー・リポートの全作品、ソロ・アルバムetc.
音が残っているということは、
リスナーの中では生き続けているのと近い。
家族とはまた違う感覚だから....
....ジャコが僕の音楽人生に多かれ少なかれ関わっていることは確認できた...
☆鈴木正美☆
BGM (Used To Be A) Cha-Cha / Jaco Pastorius / Jaco Pastorius
posted by MASAMI at 06:05|
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